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5人の若手日本人アーティストが南青山に集結「Emerging Vision:The New Generation of Japanese Artists」展


  • ギャルリーためなが 〒107-0062 東京都港区南青山6丁目5-39(南青山IIIビル) (マ⁠ップ)

5人の若手日本人アーティストが南青山に集結「Emerging Vision:The New Generation of Japanese Artists」展

中比良真子、薬師川千晴、能條雅由、小松本結、Kaluaの5名による多彩な現代アート作品が一堂に会します。手足に直接絵の具をつけて描く画家、箔で蜃気楼を表現する作家、生と死を鮮やかな色彩で問う最年少作家──。それぞれの手法で現代を切り取る5名の世界観が交差する展覧会。

◼️開催概要

場所     :ギャルリーためなが
        〒107-0062 東京都港区南青山6丁目5-39(南青山IIIビル)
期間     :2026年6月27日(土)~8月16日(日)
時間     :月-土11:00〜19:00  / 日・祝11:00〜17:00
        作家来廊レセプション 6月27日(土)16:00〜18:00
アクセス方法 :東京メトロ「新宿三丁目駅」B3出口直結
公式サイト  :www.tamenaga.com

2020年よりコロナ禍に若い作家を支える意図で始めたこのグループ展は、「巴里を魅了する和の九人展」と題して始まりました。2024年には「Emerging Vision」と名前を変え、今回で6回目の開催となります。本展ではそれぞれの領域で頭角を現してきた5名の作品をご紹介いたします。

中比良 真子は当画廊では初となる、窓から窓へ通り抜けて行く途中の小さくはかない空間と、その先にあるどこまでも広がっていく風景を描いている「Transparent room」シリーズを出展いたします。ギャルリーためなが東京では初の展示となる薬師川 千晴は、両手両足に直接絵具をつけて描く代表的な<rub>シリーズに加えて、昨年京都市京セラ美術館での個展で披露した<knock>シリーズからの新作も展覧いたします。


このほか、再構成した写真と箔を用いて「現象」を作り出す能條 雅由、人の顔に層状の模様を組み合わせて感情の揺らぎを表現する小松本 結、そして鮮やかな色合いで生と死を表現するKaluaの作品が会場を彩ります。以上3名もギャルリーためなが東京の展覧会には初参加となります。

テーマ、モチーフ、技法まで三者三様ならぬ「五者五様」の個性が光る作品たちは、観るたびに新鮮な感動を呼び起こします。今後のさらなる飛躍を予感させる5名の瑞々しい表現を、ぜひこの機会にお楽しみください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

出展作家紹介▼

中比良 真子

「Transparent room No12」89×146㎝

1979年滋賀県に生まれる。 京都精華大学大学院芸術研究科造形専攻修了。
限られた部分のみを精密に描写し、周囲をあえて曖昧に描くことで生まれる繊細な情景を、油彩で表現する。水面に映し出された世界や水辺の風景を描く「The world turns over」シリーズや、夜景を軽やかに捉えた「On the way home」シリーズは、2025年・2026年の「ART FAIR TOKYO」に出展され、いずれも完売を記録した。
主な個展に「Collection Ⅱ」(サロンモザイク、大阪、2025)、グループ展に「ART SESSION by 銀座 蔦屋書店」(銀座 蔦屋書店、東京、2025)など。直木賞作家・桜木紫乃の著作『ホテルローヤル』『家族じまい』『裸の華』(いずれも集英社文庫)の新装カバー装画も手掛けている。

 

薬師川 千晴

「knock 2026 #V×GS11」90×70㎝

1989年滋賀県に生まれる。京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻修了。
古典技法である練り込みテンペラを用いた自作の顔料絵具を、両手両足に直接をつけて描く。作中では色と色の境目が、自己と他者や異なるもの同士が互いに受け入れ合う境界線として立ち現れている。
シリーズごとに様々な表現方法を選択しており、<knock>シリーズではSNS時代における自己と他者の関係性について、相手の領域に入る前の合図であるノックという行為に着目した。今年は海外での制作や展示も予定しており、世界から注目が集まっている。
主な個展に「ノックノック、境界の扉をノックする」(京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2025)、「Through the Veil, Across the Rub」(銀座蔦屋書店、東京、2025)など。2019年、滋賀県次世代文化賞受賞。

 

能條 雅由

「Mirage #113」110×150㎝

1989年神奈川県に生まれる。京都芸術大学大学院(旧京都造形芸術大学大学院)日本画専攻修士課程修了。記憶と時の流れをテーマとした表現を探求している。
自身が撮影した森や自然風景の写真を解体・再構成することで具体性を薄め、誰もが既視感を覚えるような情景を生み出す。この画面全体に箔を重ね、印金と呼ばれる装飾技法で銀彩を施すことで、シリーズ名にもなっている蜃気楼(Mirage)のような視覚体験を見る者に与えている。銀箔は天候や時間帯によって表情を刻一刻と変えることから、作品に静かで落ち着いた美しさを忍ばせている。
主な個展に「Hone Intuition」(JD Malat Gallery、ドバイ、2026)、「Rest in Silver」(JD Malat Gallery、ロンドン、2024)など。近年の主なグループ展に「ART FAIR TOKYO」(2024、2025)、「新京都 IMA KYOTO」(ギャルリ―ためなが京都、2025)など。

 

小松本 結

【Jane Doe】162×130㎝

1993年三重県に生まれる。京都芸術大学大学院(旧京都造形芸術大学大学院)美術工芸領域油画(版画)専攻修了。
「垂らし込み」と呼ばれる油彩とアクリル絵の具の技法によって生み出す画中の層状の模様は、アメリカの自動車工場で偶然誕生した人工鉱石「デトロイトアゲート」がモチーフ。絵具の粘性による色層の幅の変化に加え、乾燥後に描き込みを加えることで小松本の個性を作品に昇華している。
視線を奪うようなスタイリッシュな作品から、感情の揺らぎを想起させるメランコリックな作品までモチーフを自在に描き分け、「今日」を生き抜く人々の静かながらも力強い意思を見る者に伝えている。
「FACE2020 損保ジャパン日本興亜美術賞展」入選。近年の主なグループ展に「新京都 IMA KYOTO」(ギャルリ―ためなが京都、2025)、「桜満載 Merry Cherry Blossom」(ギャルリ―ためなが京都、2026)など。

 

Kalua

「Night GardenIII」130×97㎝

2000年京都府に生まれる。東京藝術大学美術学部工芸科を中退し、現在は慶應義塾大学通信課程に在学中。
『生と死』を根源的なテーマに据え、そのものの持つ生命力や儚さをアクリル絵の具で表現する。2024年に発表した代表的な「Flower」シリーズでは平和への願いを、花というモチーフに込めて制作した。近年は生きている事そのものを題材にした作品づくりや、SNSに制作動画を投稿するなど新たな発信に挑戦しており、次世代の画家として特に若い世代から支持を集めている。
2022年、第21回全国0・SM公募大賞奨励賞。近年の主なグループ展に「新京都 IMA KYOTO」(ギャルリ―ためなが京都、2025)、「桜満載 Merry Cherry Blossom」(ギャルリ―ためなが京都、2026)など。

 

株式会社ギャルリーためなが

ギャルリーためながは1969年、銀座にて印象派から現代美術までを扱う画廊として創業し、以来半世紀に渡り国内外の美術館及び蒐集家に名品の数々を紹介してまいりました。
1971年にパリと大阪、2021年に京都に開廊し、2025年9月には発祥の地・銀座から新たなアートの発信地として展示スペースを従来の3倍に広げ、南青山・骨董通りに移転いたしました。
現在は各画廊においてヨーロッパに限らず世界中から集まる作家達の作品を展覧し、特に最近は日本人作家の作品を見せる機会も増えており、美術業界において大きな役割を担っています。
【お問い合わせ】
ギャルリ―ためなが
〒107-0062 東京都港区南青山6丁目5−39
電話:03-3573-5363
公式サイト:https://www.tamenaga.com/ja/
担当:亀田

 

◼️POPAP編集部より

手足で描く、箔で蜃気楼をつくる、デトロイトの偶然から生まれた鉱石模様を顔に重ねる──。一人ひとりの表現がまったく異なるからこそ、展示室を歩くたびに驚きが待っています。骨董通りのギャラリーで、自分だけの「好きな一点」を見つけてみてください。作家来廊レセプションもあり、制作の背景を直接聞けるかもしれません。

 

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