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名古屋のギャラリー「STANDING PINE」が東京天王洲のアート複合施設「TERRADA ART COMPLEX I」に新たにスペースを開廊!


  • STANDING PINE 東京 〒140-0002 東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA ART COMPLEX I 3F japan (map)

名古屋のギャラリー「STANDING PINE」が東京天王洲のアート複合施設「TERRADA ART COMPLEX I」に新たにスペースを開廊!

オープニンググループ展「Introduction」を10月14日(土)より開催

アブドゥライ・コナテ、ジョエル・アンドリアノメアリソア、ペ・ラン、平川祐樹、インテクスト、所属作家5組によるオープニンググループ展

Youki Hirakawa | Arrivals & Departures | 2023 | Site-specific wall painting

STANDING PINE 東京は、オープン第一回目の展覧会として、10月14日(土)から11月18日(土)まで、5人の所属作家、アブドゥライ・コナテ、ジョエル・アンドリアノメアリソア、ペ・ラン、平川祐樹、インテクストの作品を紹介するグループ展「Introduction」を開催いたします。

■開催概要

イベント名:オープニンググループ展「Introduction」
開催日程:10月14日(土)-11月18日(土)
開催時間:12:00 - 18:00 (火-土) ※日月祝休廊
開催場所:STANDING PINE 東京
〒140-0002 東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA ART COMPLEX I 3F

■国際色豊かな出展アーティスト

国籍・ジャンル・年齢も異なる5人のアーティストによって思い思いに制作された作品が、 新たなギャラリー空間で出会い、不思議と一体感を感じさせるような空気を作り出します。 STANDING PINE独自のカラーや世界観を感じながら、当ギャラリーそしてアーティストたちの今後の展開も期待しつつ、ご高覧いただけますと幸いです。

アブドゥライ・コナテは、1953年にマリのディレ圏に生まれ、現在はバマコを拠点に活動しています。自らが関心を持つ現代の政治や環境、社会問題をテーマに、アフリカの文化や伝統に基づいた抽象かつ具象的なモチーフが組み合わされた色彩豊かなテキスタイル作品を制作しています。本展では、国際芸術祭あいち2022でも注目を集めた、母国マリを象徴する色でもある青をメインに使われた作品を展示します。

ジョエル・アンドリアノメアリソアは、1977年マダガスカルのアンタナナリボに生まれ、 現在はパリとアンタナナリボを拠点に活動しています。彼の作品は、テキスタイル、紙、鉱 物などから時には予想外の素材を用いて制作され、言葉では表現することが困難な人間の抽象的で曖昧な感情や物語を呼び起こします。本展では、「黒」と「白」の強力な双対性をテーマに制作されたテキスタイル作品を展示いたします。

ペ・ランは、1974年にスイスに生まれ、現在スイスを拠点に活動するキネティックアーティストです。物理的な力の制御と稼働を繰り返し、動力学、視覚、そして音による相互作用を繊細かつ集中的に探求します。その無機質な機械パーツの組み合わせによって作られているはずの作品は、作家ですら予期しない動きや音を作り出し、柔らかで有機的な表情を見せます。本展では、まるで生き物のように無作為に動き続ける立体作品「Random」を展示いたします。

平川祐樹は 1983年名古屋市に生まれ、大学院修了後にドイツに渡り、現在は愛知県を拠点に活動しています。事物の構造や歴史を紐解き、それらの関係性を巧みにずらしながら、映像、インスタレーション、立体とメディアを自由に横断した作品制作を行なっています。本展では、2019年から続いた長いコロナ禍期間中に体験した神秘的な出来事により、それ以前のモノクロームな映像作品とは印象の異なる、色彩豊かな既製品を使った作品を展示いたします。

インテクストは、グラフィックデザイナーの見増勇介、外山央とプログラマーの真下武久によって構成され、文字や映像、音による情報伝達のあり方を捉え直し、言語や文化に関わるより普遍的なメッセージを生み出すことに関心を持つアーティストです。本展では、これまで文字や言語に関係する様々なプロジェクトを発表してきたインテクストの作品を再構成し、そこから生まれる新たなコミュニケーションの可能性を提示します。

■作家詳細プロフィール

Abdoulaye Konaté(アブドゥライ・コナテ)

Abdoulaye Konaté Solo Exhibition "The Diffusion of Infinite Things" Installation view

アブドゥライ・コナテは1953年にマリのディレ圏に生まれ、バマコ国立芸術院、そしてキューバのハバナのアルテ研究所で絵画を学んだ後、再びマリへ戻り現在はバマコを拠点に活動しています。自らが関心を持つ現代の政治や環境、社会問題をテーマに、アフリカの文化や伝統に基づいた抽象かつ具象的なモチーフが組み合わされた色彩豊かなテキスタイル作品を制作し、アフリカ現代アートシーンにおいて最も重要なアーティストの一人として知られています。ヴェネツィア・ビエンナーレ(ヴェニス)、ドクメンタ(カッセル)、ダカール・ビエンナーレ(ダカール)などの国際展に参加、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、スミソニアン博物館(ワシントン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、森美術館(東京)、アルケン近代美術館(コペンハーゲン)、アフリカ博物館(ベルク・エン・ダル)などの世界各地の美術館にて作品を発表し、その作品は多くの主要な美術館に収蔵されています。2020年には、ポンピドゥー・センターで開催された「Global(e) Resistance」展に参加、またツァイツ・アフリカ現代美術館(ケープタウン)のBMWアトリウムで4階建ての高さに及ぶ大規模インスタレーションを発表するなど、益々国際的な評価が高まっています。

アーティストページ:https://standingpine.jp/artists/19

Joël Andrianomearisoa(ジョエル・アンドリアノメアリソア)

THE GEOMETRY OF THE ANGLE AS POINT OF NO RETURN TO DRESS THE PRESENT, Installation view

アンドリアノメアリソアは1977年にマダガスカルのアンタナナリボに生まれ、現在はパリとアンタナナリボを拠点に活動しています。彼の作品は、ファッションからデザイン、映像、写真、舞台美術、建築、インスタレーション、ヴィジュアル・アーツまで様々な分野での修業を活かし、テキスタイル、紙、鉱物などから時には予想外の素材を用いて作品を制作し、言葉では表現することが困難な人間の抽象的で曖昧な感情や物語を呼び起こします。

その作品は、ヴェネツィアビエンナーレ、シドニー・ビエンナーレなどの国際展や、MAXXI(ローマ)、ハンブルガー・バーンホフ現代美術館(ベルリン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、パレ・ド・トーキョー(パリ)、スミソニアン博物館(ワシントン)、ダラス・コンテンポラリー(ダラス)などにて発表されています。また、2016年にはArco MadridにおいてAudemars Piguet Prizeを受賞、2019年のアート・バーゼル香港Encounter部門での大規模インスタレーションや、コスミン・コスティナスによってキュレーションされたFrieze Londonでの特別企画「Woven」での展示は多くの観客を魅了しました。近年ではDIORやMOLESKINEなど幅広い業界ともコラボレーションし、イヴ・サンローランコレクションにも入るなど、現在国際的に活躍するアフリカ系アーティストの一人として注目を集めています。東京都現代美術館で開催された「クリスチャン・ディオール、 夢のクチュリエ」展でも、コラボレーション作品が展示されました。

アーティストページ:https://standingpine.jp/artists/18

Pe Lang(ペ・ラン)

polarization | nº 1 / Motors, linear polarization filters, various mechanical parts / Size: 110 x 110 x 4 cm / Year: 2014

ペ・ランは1974年にスイスに生まれ、現在スイスを拠点に活動しており、ヨーロッパ、北米、アジアを中心にミニマルキネティックアート作品を作り出すアーティストとして知られています。物理的な力のコントロールの制御と稼働を繰り返し、ランのキネティックインスタレーションは、動力学、視覚、そして音による相互作用を繊細かつ集中的に探求しています。

2007年には、エレクトロニクスおよびマイクロテクノロジー CSEM スイスセンターにて、1 年間アーティスト・イン・ラボの研究在留フェローシップを受けています。また、二度スイスの名門芸術賞を受賞 (2009年および2010年 )、その他にも、スイス連邦文化省から 2005年、2008年と 2011年に「themediaprojects」賞を受賞しています。

ランは、Swiss Science Center Technorama (ヴィンタートゥール, スイス)、Villa Empain Boghossian Foundation (ブリュッセル)、そしてExploratorium (サンフランシスコ)とのコミッションワークを始め、作品は個人・美術館・財団などにコレクションされています。主なコレクションに、EMMA エスポー近代美術館 (エスポー, フィンランド)、Borusan Contemporary (イスタンブール)、Museum of Science, Art and Human Perception (サンフランシスコ)、Maxine and Stuart Frankel Foundation for Art (ミシガン)、Futurium (ベルリン)、 Artphilein Foundation (リヒテンシュタイン)などがあります。

アーティストページ:https://standingpine.jp/artists/4

Youki Hirakawa(平川祐樹)

メディア考古学的な視点を通して、場所や物質に宿る時間を即物的に呈示する映像作家。
近年では特に、物質の燃焼や蒸留、浄化といった錬金術的手法を使い、古い映画フィルムから銀を抽出したり、フィルムの灰を平面と置き換える作品を制作しています。ミニマルに落とし込められたそれらの作品は、静謐さと共に儚さを併せ持ちます。

SOLO EXHIBITION
17 The Better Way Back to the Soil  |  Double Square Gallery(台北・台湾)
17 Shadow of Film  |  Standing Pine (名古屋)
16 Secret Fire  |  Anima Mundi (セント・アイブス・イギリス)
15 Into a Horizon  |  White Rainbow (ロンドン・イギリス)
15 Close Your Eyes  |  Künstlerhaus Bethanien (ベルリン・ドイツ)
15 Same Places, Different Phases -Energy, Matter and Time  |  Kunstkraftwerk (ライプチヒ・ドイツ)
15 Unseen/Unscene  |  Kunstverein Wolfenbüttel (ヴォルフェンヴュッテル・ドイツ)
14 In remembrance of Disappearance 消逝之境  |   MOT/ARTS (台北・台湾)
14 Event Horizon  |  Standing Pine (名古屋)
13 眠りにつくまで  |  みのかも文化の森 (岐阜)
13 Silence of Nature/Nature of Silence   |   Akakdemie Schloss Soltude (シュトゥットガルト・ドイツ)
12 永遠と静寂と  |  Standing Pine (名古屋)
12 MUTE TIME  |  京都芸術センター (京都)
11 微かな予兆  |  Standing Pine (名古屋)
09 乖離するイメージ  |  Standing Pine (名古屋)

アーティストページ:https://standingpine.jp/artists/5
artist website:http://www.youkihirakawa.jp/

intext(インテクスト)

WHAT’S THE COLOR OF MIRROR ? / 2019 / installation

外山央、真下武久、見増勇介によるアート・ユニット。
メンバーが個別でデザイナーやプログラマーとして活動する中、そこから生まれた興味や解決の難しい問題などをグループで取り上げます。言語、文字、書法、印刷、読書などに通じる一定の様式をユニークな視点で捉えなおし、そこから生まれる新たなコミュニケーションの可能性を基軸にしながら展開を続けています

SOLO EXHIBITION
2016. 10 growing room  (standing pine, Nagoya, Japan)
2016. 08 vanishing letters  (standing pine, Nagoya, Japan)
2014.09  letters in transition (standing pine, Nagoya, Japan)
2012.10  NUIT BLANCHE KYOTO 2012 (gallery@kcua, Kyoto, Japan)
2012.04  Toneplant: growing room (standing pine, Nagoya, Japan)
2011.02  design? (workroom *A, Osaka, Japan)

■STANDING PINEについて

2010年に名古屋に設立された現代アートギャラリー。国内外のアーティストが所属し、コンセプチュアルな作品を多く扱っています。

STANDING PINE

460-0003愛知県名古屋市中区錦2丁目5-24 えびすビル Part2 3F
Hours: 13:00 - 18:00 ※月火祝休廊
(現在 企画展がない日もCLOSED)

STANDING PINE 東京
〒140-0002東京都品川区東品川 1-33-10 TERRADA ART COMPLEX I 3F
Hours: 12:00 - 18:00  ※日月祝休廊

Web: https://standingpine.jp
X:https://twitter.com/standing_pine
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100063996395321
instagram:https://www.instagram.com/standing_pine/
E-mail: info@standingpine.jp

TERRADA ART COMPLEXについて

2016年9月、天王洲の地にアート複合施設TERRADA ART COMPLEX Ⅰ がオープン。
大型作品にも対応するギャラリースペース「TAC GALLERY SPACE」とアーティストのためのレンタルアトリエスペース「TAC ART STUDIO」を併設しています。2020年9月には隣接する位置にTERRADA ART COMPLEX Ⅱが誕生。ⅠとⅡ合わせて19軒のギャラリーが入居しており、天王洲を訪れるアートファンの憩いの場となるカフェやガーデンを併設しています。今後もアートの街・天王洲の一翼を担うべく、コンテンツの充実を図ってまいります。(※ギャラリー数は2023年10月14日時点)
U R L:https://terrada-art-complex.com/ja

所在地:(TERRADA ART COMPLEX Ⅰ)〒140-0002東京都品川区東品川1-33-10
(TERRADA ART COMPLEX Ⅱ)〒140-0002東京都品川区東品川1-32-8
東京臨海高速鉄道りんかい線・天王洲アイル駅「B 出口」より徒歩約 8 分
東京モノレール羽⽥空港線・天王洲アイル駅「中央口」より徒歩約 11 分
※営業時間は各ギャラリーによって異なりますので、ギャラリーの公式サイトにてご確認ください。

入居ギャラリー(2023年10月14日時点)
TERRADA ART COMPLEX Ⅰ:MAKI、 KOTARO NUKAGA、STANDING PINE 東京、TSCA、ANOMALY、小山登美夫ギャラリー天王洲、SCAI PARK(SCAI THE BATHHOUSE運営スペース)、KOSAKU KANECHIKA
TERRADA ART COMPLEX Ⅱ:MAKI、YUKIKO MIZUTANI、Gallery UG TENNOZ、Tokyo International Gallery、Contemporary Tokyo、MU GALLERY、THE ANZAI GALLERY、SOKYO ATSUMI、タカ・イシイギャラリー、T&Y Projects、ShugoArts Studio

■POPAP編集部より

STANDING PINE待望の東京進出。開廊を記念したグループ展を皮切りに、様々な展示会が開催されることでしょう。これからのイベントも楽しみです!ぜひこの機会に現代アートの奥深さに浸ってみては?


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