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蜷川実花展「noir」 in 渋谷PARCO


  • 渋谷PARCO Meets by NADiff Wall Gallery 東京都渋谷区宇田川町15−1 (map)

写真家 蜷川実花の個展「noir(ノワール)」が渋谷パルコにて期間限定開催

2010年に出版された写真集「noir」シリーズを展示

渋谷PARCO(パルコ)「Meets by NADiff」のWALL GALLERYで、蜷川実花の個展を2020年6月11日(木)から7月5日(日)の期間限定で開催されます。

蜷川実花の写真を思う時、まずその鮮やかな色が思い浮かびます。そこに写っている花、人物、金魚などの対象は、こちらの感情、あるいは非現実的な世界をも喚起するような色彩を与えられています。そんな自身の作品イメージを覆すかのように2010年に出版された写真集が今回展示されたシリーズ「noir」です。

蜷川の表現する色は光を全面的に味方にし、そこから生命の豊かさや美しさというものを掴み、とどめようとしますが、このシリーズは、光が当たればそこには必ず影ができる、その裏側の影を暴き出そうとしているかのようです。

しかし実はこの影の存在は、これまでの蜷川の膨大な作品群にも散見することができます。表裏一体の光と影、そこには蜷川の写真を撮ることへの姿勢がよく表れています。



■個展開催概要

【蜷川実花「noir」(ニナガワミカ ノワール)】

会期 2020年6月11日(木)〜7月5日(日)

営業時間 11:00〜20:00

会場 渋谷PARCO Meets by NADiff Wall Gallery

住所 東京都渋谷区宇田川町15−1



■展示作品一部紹介

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

©mika ninagawa, Courtesy of Tomio Koyama Gallery

■書籍情報

【蜷川実花『noir』】

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発行元:河出書房新社
サイズ:17.8 x 1.1 x 25.7 cm
項 数:164頁
言 語:英語
価 格:2,600円+税

■アーティスト紹介

蜷川実花(にながわ・みか)

写真家、映画監督
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。映画『さくらん』(2007)、『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』『人間失格 太宰治と3人の女たち』(ともに2019)監督。Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』が世界190ヶ国で配信中。映像作品も多く手がける。2008年、「蜷川実花展―地上の花、天上の色−」が全国の美術館を巡回。台北、上海などアジアを中心に大規模な個展を開催し、動員記録を大きく更新するなど人気を博し、世界的に注目を集めている。2018年熊本市現代美術館を皮切りに、個展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」が2021年まで全国の美術館を巡回中。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事。