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東北を拠点に活動する若き写真家・三輪卓護による初個展『Dilute』を2月14日よりPARK GALLERYにて開催


  • PARK GALLERY Chiyoda City, Tokyo, 101-0021 Japan (map)

写真家・三輪卓護の個展『Dilute』がPARK GALLERYにて開催!

2024年2月14日(水)~2月25日(日)にて実施

東北を拠点に活動する若き写真家・三輪卓護による初の個展となる今作は、認知症を患い衰えはじめた祖父の姿と、生まれついての病と向き合ってきた自身を《写真》を通じて重ねていくという三輪氏のライフワークをもとにした展示です。会期中にはトークイベントやライブも予定です。

■開催概要

●展示名:写真家・三輪卓護 個展『Dilute』
●期間:2024年2月14日(水)~2月25日(日)
●場所:PARK GALLERY(東京・末広町 / 湯島)
●住所:東京都千代田区外神田3-5-20
●料金:入場無料
●営業時間:13時〜20時
●定休日:月・火曜
●アクセス:最寄駅:東京メトロ 銀座線・末広町駅(徒歩約5分)千代田線・湯島駅(徒歩約7分) JR 秋葉原駅 / 電気街口(徒歩約10分) JR 御茶ノ水駅 / 聖橋口(徒歩約12分)

■作品背景

イギリスから帰国後、埼玉から東北に移り住み、その大自然の中で自身の病と向き合いながら美しい風景やそこに暮らす人たちの営みを撮り続けてきた三輪氏。しかし、いつしか彼がカメラを向ける先は認知症を患い衰えていく祖父の姿へと移り変わる。建具職人だった祖父の背中、思い出の土地、季節で表情を変える街の様子、そして彼を支える祖母。
時折、子どものように佇む祖父の姿と、幼少期の自分が重なる。少しずつおぼろげになる祖父の記憶。同時に湧き立つ愛しさ。希釈された関係に「家族」では言い表せないつながりを感じ思わずシャッターを切ると、あらゆる緊張や言葉にできない「何か」がほどけていくような感覚があった。この展示は、その正体を探す旅のはじまりでもある。

今回の展示では、三輪氏が長年にわたって記録し続けてきた祖父と、祖父をとりまく東北の風景写真が、三輪氏とも縁のある小説家・茅野裕城子氏の言葉とともに並びます。
東北の美しい風景や営みはきっと訪れたみなさんの日々の活力になると思います。そしてここに並ぶ言葉からは、その力を未来に向けるためのコミュニケーションが生まれるはずです。社会問題とも言える「認知症」を通じて、家族や愛という単位でははかれない幸せのカタチや、つながりの意味をみんなで一緒に考えていけたらと思います。

■プロフィール

三輪卓護(みわたくご)

1993年 埼玉県出身。イギリスの大学を卒業後、母の出身地である秋田に移住後、フォトグラファーとして独立。写真を中心としたクライアントワークの傍ら、映像制作や地域のアートプロジェクトに参加。

https://www.otan-photography.com
https://www.instagram.com/otanphotography

■POPAP編集部より

認知症を患い衰えはじめた祖父の姿と、生まれついての病と向き合ってきた自身を《写真》を通じて重ねた今回の個展。もしかすると「家族」や「しあわせ」、「つながり」についての気づきがあるかもしれません。ぜひこの機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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