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イベントレポート hello, popup in SOGO YOKOHAMA『アイにあいに』

2021年10月26日(火)~11月20日(土)の約1か月間、POPAPでは初となる横浜でのポップアップイベントをそごう横浜店 3F婦人服売場 特設会場にて開催いたしました。

また、本イベントではPOPAPがプロデュースする冊子「hello, vol. 02 ふたりだけの周波数で話す」を展示、配布いたしました。
※「hello, 」はPOPAPのFeature Brand(フィーチャーブランド)を紹介し、ブランドやアーティストの世界観をお届けしています。


普段はオンラインで活動するブランド・クリエイターとその作品にリアルに会える。
ここでしか出会えない感情に出会える。そんな機会となりました。

今回は担当ADの目線でお送りするイベントレポートをお届けします。
最後になりましたが、hello, popup in SOGO YOKOHAMA開催にあたりまして、ご来場いただきましたみなさま、ご参加いただきました全てのブランド・クリエイター様、そして多方面から多大なるサポートをいただきましたそごう横浜店の皆さまに心より御礼申し上げます。

■開催概要


イベント名:hello, popup in SOGO YOKOHAMA『アイにあいに』
日程:2021年10月26日(火)~2021年11月20日(土)
会場:そごう横浜店 3階婦人服売場 特設会場(〒220-8510 神奈川県横浜市西区高島2-18-1)
営業時間:10:00~20:00(営業時間は変更になる場合がございます。)
アクセス:JR・京浜急行・東急東横線・相鉄線 横浜駅東口徒歩3分
主催:株式会社qutori

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000040660.html

POPAP Web:https://www.popap.biz/popup-list/hello-popup-in-sogo-yokohamaseibu-sogo-?rq=SOGO%20YOKOHAMA


■Concept

コンセプトは「愛」。

クリエイターの愛が詰まった作品を、

伝えたい想いを込め、全4週に渡り展開いたしました。

第一週 2021年10月26日~31日/ 11月1日

・Shinya Ogiwara
・Kurumi Takata feat. Mana Kato

第二週 2021年11月2日~7日

・TAZOE

第三週 2021年11月8日~14日

・TAZOE
・生粋 namaiki

第四週 2021年11月15日~20日

・生粋 namaiki
・Honoko Zemba, produced by Miki Suzuki


【アイにあいに】

心躍るアイディアが閃いたとき、伝えたい想いが溢れたとき、
「スキ」が「アイ」に変わった。

色んな形の、
色んな種類の、
色んな色の、
色んな想いの、
ギュッとこもった作品たち。

そんな私たちの
アイにあいに。
アイにであいに。



■Shinya Ogiwara

「ふらっと立ち寄ってくれた方に絵のストーリーをお話しすることができるって貴重だし、嬉しい」

POPAPでは何度もご一緒させていただいている、イラストレーターのShinya Ogiwaraさん。
土日の在廊では立ち止まってくださるお客様と対話を楽しまれていたのが印象的でした。また、小さく付いた説明書きには簡潔ながらも、しっかり届くメッセージが綴られていました。

鮮やかなイラストに添えられたこの国の言語ではないたった1文からは、日々の中の小さな愛、誰かを思いやる愛、情熱的な愛、様々な愛の形『kind of love』が伝わってきました。

【Shinya Ogiwara】
2019年から創作活動を始め、わずか1年で表参道のbaggage cafemarketでの個展、渋谷TSUTAYAでのPOPUPを開催。今年7月に行われた個展では、作品の半数以上が初日でSOLDOUTし、大きな反響を呼んだ。現在は作品創作をはじめ、楽曲のアートワーク、ウォールアートなど、活動の幅を広げている。
Instagram:@shin._illustration



■Kurumi Takata feat. Mana Kato

「新しい作品に生まれ変わる前に、色んな方に見ていただけて良かったです」

テキスタイルのデザイナー、Kurumi Takataさん。
メインとなった白と黒の作品はセーターやニットなどを開いて、縫い合わせて作られたもの。そして、(現時点で)今回が最初で最後のリアル展示となりました。Kurumiさんからお話を伺う中で「新しい作品に生まれ変わる前に、色んな方に見ていただけて良かったです」との言葉をお聞きし、生まれ変わる前の作品に出合えた私も嬉しく、そして生まれ変わった姿が楽しみになりました。
また、会場に訪れた小さな女の子とお母様から「美大に入りたいんです」とお声掛けいただいたとのこともお聞きし、作品だけでなくデザイナー・クリエイターの方々と直接お話しできるリアルの大切さに気付かされました。

【Kurumi Takata feat. Mana Kato】
Kurumi Takata
Instagram:@kurumi_ccc
Mana Kato
Instagram: @mana_banana

■TAZOE

「誰かの指輪を一緒に選ぶって尊いな」(加藤翼)

ジュエリーブランドのTAZOEさんの会期中、POPAPの代表である加藤が店頭スタッフとして勤務した日が1日ありました。そこで加藤が感じたことをInstagramで発信。その言葉が、「誰かの指輪を一緒に選ぶって尊いな」でした。

ブランドTAZOEの作品の一つ、指輪は自分でパーツを選んで付け替えたりしながら楽しむもので、本体もパーツも、太さ・大きさ・素材・色・デザインなどたくさんの種類が会場に並んでいました。新作を求めていらっしゃる方、ふと立ち止まって自分だけの指輪を作っている方、いろんな楽しみ方がある中で、ブランドTAZOEだからこそ感じられる加藤が発信したこの言葉にはっとしました。



【TAZOE】

TAZOEは、東京都大田区を中心とした町工場とアーティスト田添かおりが連携して製作を行うアートジュエリーブランドです。代表的なプロダクトのsmall factory ring(町工場リング)は、機械産業品向けに精密加工生産をする町工場が大田区には多数あることをヒントに、メイン工場の矢澤製作所が中心となって製作されています。金属工業品をイメージしたシンプルかつシャープなデザインであることに加え、最も特徴的なのは、リングパーツとヘッドパーツを、ネジ式によって組み立ててはじめて完成させる仕組みであることです。さまざまなヘッドを付け替えることによってデザインを変えられるので、多様な組み合わせを楽しむことができるのが魅力となっています。
TAZOE オンラインストア:https://tazoe.thebase.in/
Instagram:@smallfactoryring

■生粋 namaiki

「こんな貴重な機会をいただけたことに、とても感謝しています」

会期中ほぼ在廊いただいた、組子伝道師/ デザイナーの鈴木舞さん。彼女の原動力である「これが好きだ」という想いが、柔らかくも威厳のある作品からはもちろん、ポップアップを楽しみに訪れる方々やお祝いのお花からも伝わる空間となりました。
2週間に渡る作品の展示は初めてとのことで、今回のポップアップに細部までこだわり、最後まで調整を続けておられました。このポップアップに懸けた想いが、また機新たな出会いに繋がる、そんな愛と熱量が動かす挑戦に少しでもご一緒させていただくことができ、私自身も勇気をいただきました。



【生粋 namaiki】
/About
「生粋 namaiki」は日本古来の「粋」を、デザイン/テクノロジー/ファッションの視点から繙き、未来へ生かすプロジェクト。

/Concept
「 ”未来の古さ” をつくる」
古さにはある種の新しさを感じる。
古くから続くものには人の知恵や工夫、
膨大な時間の積み重ねが生み出す計り知れない深みがあり、
独自の世界観には美しい存在感が宿っている。
そんな古さの魅力と本質を探り、未来にとって価値のある「粋」を生かし続けていきたい。
Instagram:@na_ma_iki



■Honoko Zemba, Produced by Miki Suzuki

「たった1日でもたくさんのヒントを足を止めてくださった方々からいただいた」

会期を締めくくる最終週に展開いただいた、テキスタイルデザイナーのHonoko Zembaさん、企画プロデュースのMiki Suzukiさん。会期の都合上、在廊いただいたのは最終日の1日だけでしたが、在廊時間中にたくさんの発見があったとお聞きしました。テキスタイルとしての幅をもっと広げ、新たな分野に発展させたり、今までにない方々にリーチできるかもしれないヒントなど、お話をお聞きしながら、私自身も「あ、こんなのどうでしょう??」など、Honokoさんの作品が更にたくさんの方へ届くのを想像しながらついついお話しに花が咲いてしまいました。デザイナー・クリエイターの方々とお話しできる機会もポップアップならではなのかもと、私も勉強になりました。



【Honoko Zemba】
前場 穂子
2019年 東京造形大学 造形学部デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業
2019年 東京造形大学大学院造形学部デザイン研究領域入学
2021年 修士制作にてZokei賞受賞
東京造形大学大学院造形学部デザイン研究領域卒業
2019年ごろまでシルクスクリーンプリントを中心に「絵を描く様に布をプリントする」「衝動から生まれ衝動を生む布」をテーマに制作。
2019年新型コロナウィルス感染症の流行に伴い、シルクスクリーンでの制作が困難となりデジタルプリントによる制作を開始。
自身の制作テーマ「絵を描く様に布をプリントする」を軸にデジタルプリントのプロセスにアナログな工程を組み込んだ独自の手法で取り組んだ修士制作では賞を受賞する。
現在はシルクスクリーン、デジタルプリント両方を用いて作品を制作。
テキスタイルのドローイングを使ったフライヤーイラスト、プロダクトなども制作。
Instagram:@honokololko

■hello, vol. 02 ふたりだけの周波数で話す