ヘラルボニーがアートマスクのためのクラウドファンディングをスタート
HERALBONY(ヘラルボニー)が「アートマスク」のクラウドファンディングを公開!
るんびにい美術館と自然生クラブに所属する、小林覚、工藤みどり、高田祐、坂本大知とのコラボレーションマスク
知的障害のあるアーティストの作品をプロダクトに落とし込み社会に提案するブランド「HERALBONY」が、デザイン性と機能性を兼ね備えた「アートマスク」のクラウドファンディングを公開しました。
このアートマスクは、岩手県花巻市の社会福祉法人 光林会が運営する「るんびにい美術館」と茨城県つくば市の特定非営利活動法人「自然生クラブ」に所属する4名の作家とのコラボレーションマスクです。
■日常を美しく彩るサステナブルなアートマスク
昨今、世間を騒がせる新型コロナウイルスの影響もあり、外出自粛要請によってこれまで過ごしてきた日常とは違う生活を必然的に送らなければいけない中、社会の人達から感じられる空気感はどこか塞ぎ込んだように感じられます。
ヘラルボニーが、感染拡大も防ぎながら塞ぎ込んだ生活や社会を打破し、繰り返し使える「日常をアートで美しく彩るサステナブルな“アートマスク”」を提案します。 昨日までは仕方なくつけていたマスクを、明日からは、つけたいマスクへ。
販売価格:4,000+TAX
【マスクの内側に抗ウイルス加工材ヴァイアブロック®︎を使用】
マスクの内側に東洋紡の抗ウイルス加工材ヴァイアブロック®︎を使用。
ヴァイアブロック®︎には三つの特徴があります。
①抗ウイルス機能…ウイルス等の有害物質を吸着し、増殖を抑制することができます。
②消臭機能…アンモニアやアミンなどの悪臭の原因となる物質を吸収することができます。
③安全性…「SEK 抗ウイルス加工マーク」を取得するのに必要な、毒性試験、変異原性試験、皮膚刺激試験、皮膚感作試験をクリアしています。
【生地はマイクロモダールをメインに使用したカットソーを使用】
マイクロモダールとはストールや寝具にも良く使われ、肌触りがよく、シルクのような滑らかさを持ちます。木材から作られた繊維で環境にも優しく、燃やしても有害物質がほとんど出ない、サステナブルな素材です。軽さに加え、強度も強く洗濯も可能です。
■アートマスク/アーティスト紹介
【小林 覚】
作品名:夏の魔物
所属:るんびにい美術館
よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。 初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。
【工藤みどり】
作品名:無題
所属:るんびにい美術館
ある時はふわふわと、夢見るように周囲の誰かに笑顔で話しかけていたり。またある時は、一人自分の内側の世界に深く意識を沈めていたり。工藤のまなざしは、彼女の心だけに映る何かを追いかけてたゆたう。 心を満たす幸福なイメージが浮かぶのか。それとも痛みや悲しみを心に映さないようにするためなのか。それとも。工藤の制作は、瞑想から生み出されるような果てしなさがある。自分が今なにかを作り出しているという意識はあるのだろうかーー。彼女が描く時、縫う時、あるいはよくわからない「なにか」をしている時。ふとそんな疑問を感じさせる、不思議な空気が彼女の制作には漂っている。
【高田 祐】
作品名:迷路
所属:自然生クラブ
東京都出身。守谷養護学校(現・伊奈特別支援学校)高等部に在学中から、自然生クラブの太鼓ワークショップに参加し、抜群のリズム感を披露していた。2001年より自然生クラブのメンバーとなり、農作業や絵画、ダンスなどの表現活動に取り組み、ベルギー、香港、デンマークなど海外公演にも参加。田楽舞いの太鼓で、中心的役割を果たす。ダウン症、健康上の不安を抱えながらも豊かな感受性と想像力で、その表現の幅を広げている。2013年秋、個展「色彩の迷路展」を開催。
【坂本 大知】
作品名:ギザギザ
所属:自然生クラブ
茨城県立美穂特別支援学校卒業後、2016年に自然生クラブに参加。温厚な性格でユーモアがあり、どんな仕事にも責任をもって取り組む。創作田楽舞では2019年の香港公演に参加。自由でのびやかな感性を持ち、太鼓を叩いたり、ダンスや歌を歌ったりする。絵画では「筆を滑らす動き」を重視し、ダンスと融合している印象を与える。形に着目し、何度も形をなぞって描き上げた「土偶」(2019)は、好評で、市役所の市長室控室に展示された。
■ブランド紹介
【HERALBONY 】
ブランド名「HERALBONY(ヘラルボニー)」という聞き覚えのないその単語は、自閉症という先天性の知的障害がある両代表の兄・松田翔太が7歳の頃に自由帳に記した謎の言葉です。世の中にとっては何の意味も持たない言葉かもしれない、けれども、7歳の頃の兄にとっては、言葉の耳心地・響きが良かったのかもしれない、言葉の字面が良かったのかもしれない、きっとなにか心に引っ掛かるものがあったからこそ、ヘラルボニーと記したと思うのです。ヘラルボニーというブランド名には、一見意味がないと思われる思いを、企画して世の中に価値として創出したい、という意味が込められています。